2012年7月4日水曜日

選挙に行っても・・・は間違いだと気付いた

政治に全く興味がない頃、自分が選挙に行っても結局ただの一票だから意味が無い。自分が行っても何も変わらない、と思っていた。でも最近それは間違いだと気付いた。

投票率が上がっても割合は変わらないのでは?

普段政治に興味のない人間が投票して、国民全体の投票率があがったとしても、結局政党間や立候補者間への投票数の割合が変化しなければ、結果は変わらないんじゃないか?と考えることもできる。私もそう思っていた。実は、これは全くの間違い。

なぜなら組織票があるから。組織票とは、 会社や宗教団体など特定の利害を持つ人間の集団内で、どこどこに投票しなさいなどの圧力をかけて、とにかく個人の意志とはあまり関係なく投票させる票のこと。この票数は、日本全体の投票率が上がってもあまり変化しない。逆に投票率が低いと組織票の割合が増え、その組織にとってだけ有利な方向に政治が向かってしまう。一部の人間の利益だけを代表する人の意見が、増幅されてしまうことになる。結果、いわゆる一般人の意識と政治がかけ離れていく結果につながる。

私が投票してもでたらめな票を増やすだけでは?

とは言っても、私にはやはり政治は理解出来ない。私みたいな理解していない人間がいい加減に投票しても、本来政治をよく理解している人だけで投票した結果を乱すだけのようなもの。よく理解している人だけが入れればいいんじゃないか?これはある意味正しいかもしれない。よく理解せずに間違って自分の想像しているものとは違う方針の政党や立候補者に投票してしまうかもしれない。そうなれば、投票しなかったほうが良かったということになる。

それでも投票に行く意味

それでもなお、投票に行くべき理由がある。 いい加減な票を入れれば、結局その結果変な政治になって損害を受けるのは自分たちで、この国の最終責任者は自分達だから。自分が票を入れるということはそういう事だと意識して投票しに行くこと自体が、結果的に責任の意識もつことになる。

それでもなお、どこに入れれば良いのか分からなければ白票を入れればよい。白票だって立派な投票である。分からないから他の人に託す。その結果どうなっても自分が責任者である。という意思表示なのである。 加えて,選挙では他党や他候補に対する自分の票の割合だけでなく、得票数(自分に何票入ったか)自体も気にしている。なぜなら、投票しなかった人が次の選挙でどの政党に入れるかは、自分たちの政治生命に関わることだから。投票しなかった人が選挙に興味のない人なのか、興味はあるけど何処にも入れないと白票でメッセージを残した人なのかは彼らにとって大違い。やはりプレッシャーを与えることができる。

首相官邸にメールすればいい!

選挙制度に色々問題があることはご承知のとおり。現在に小選挙区制では、自分の選挙区に入れたい人が居ないということも良くある。テレビに出てしっかり発言しているあの人に入れたいと思っても入れれないのである。国政選挙なのに、なぜか地元に利益を還元する人を応援するようになるのはそのせいだとも思う。

しかし!!!私達に選択肢は残されている。路上でデモ行進などしなくてもちゃんと国民の意見を伝える場がある。選挙なんてネットの概念もない時代に作られたものだけど、今は、私達にはネットがある!そう直接、首相官邸にメールすればいいのです。試しに送ってみたら分かるけれど、ちゃんと読んでくれていて、関係大臣のところに転送してくれる。これはおかしい!!ってのがあれば迷わず首相官邸にメールしよう!強引にものを進めようとしても民意がついてきていないと分かれば怖気づくんです。

参考